2013年1月29日火曜日

今年の志願状況

先日は近隣の学校を対象にしたワークショップを行いました。
思っていた以上に集中していただき、こちらの話にも真剣に耳を傾けてもらい、本当に感心してしまいました。
生徒達の反応も良く、時間の経過と共にどんどんいい感じの作品が増えていきました。
きっと、普段から学校の先生方との関わりの中で美術に対する関心が育っているのですね。
とても大事なことだと思います。
いずれ、写真もアップしたいですね。



先週末に私立の美術大学の志願状況が発表されました。

キサビでも第一志望者が多い、武蔵野美術大学多摩美術大学の志願状況ですが、科によって志願者の増減がありました。

油絵科など志願者が2割程度減った科もありますが、ほぼ横這いの科もあり、センターと一般入試の募集人員の比率によっては難易度に差が出てきそうです。

また、情報系は、昨今の美術業界の状況を反映してか、昨年よりも志願者が増えました。
何回か情報デザイン学科の先生方が主催したトークショーやシンポジウムを観に行ったことがありますが、学生達の潜在的な制作のモチベーションを挙げる良い指導が大学でなされていることを実感したことがあります。
(同じことはムサ美の基礎デにも感じました)
卒業生達の社会生活と創作に対する関係意識も高く、今後も活躍される人たちも多く出てくるのではないでしょうか。

こういう取り組みが、少子化にも関わらず志願者の増加に繋がっているのかもしれません。


僕が受験生だった頃は、美大のあまりにも高すぎる倍率に閉口したものですが、もっと以前、志願者が少なかった頃に美術の分野に進んだ人たちも優れたアーティストやデザイナーになりました。(むしろ、僕らの頃はそんな人たちに憧れて倍率が高くなったのかもしれません)
年々少子化が言われている昨今でも、とても魅力的な作品を発表されている方たちが多く出現しています。

芸術面における資質の伸びは、人口とあまり関係ない気がしますね。