2015年5月8日金曜日

ゴールデンウィーク

先日から武蔵野美術大学の成績開示が始まりましたね。
今年もキサビから実技試験が満点だった方がいますが、やはり合格のためには、学科と実技のバランスが大切ということも実感します。
キサビに掲示してある作品は、入試において80~100%の評価の作品なので、自分の作品と対比して、何が不足かを客観的にみることも大切です。
普段指摘する制作上のポイントを意識して、基礎力をしっかり養ってください。
学科も、やはり少しずつ積み重ねて実践力を上げていきましょう。



ゴールデンウィークは、根津美術館科学未来館で行われているチームLABの展覧会に行ってきました。
根津美術館は、伊豆にあるMOA美術館に所蔵されている尾形光琳の「紅白梅図屏風」が公開されていました。
「紅白梅図屏風」は、MOA美術館で毎年2月から3月までの1ヶ月間しか展示されないので、今回は近場で観る事が出来る貴重な機会でした。

根津美術館には閑静な庭園があり、この時期は、光琳が題材にしている燕子花(カキツバタ)が満開でなかなかの見ごたえです。


科学未来館のチームLABは、それは賑やかな展覧会でした。

閉館近くに入場して終了時まで観ていましたが、それでも会場は混雑していました。

子供たちは元気一杯にはしゃいで遊んでいましたが、そんなことではものともしない作品の強度に圧倒されます。

子供たちの作品への食いつきぶりにも感心しましたが、そこには制作者たちの芸術や教育への熱い眼差しがあり、この展覧会の成功には明確な根拠があることがわかります。

むしろ大人の方がいろいろと気づかされることが多い展覧会だったと思います。