2013年12月13日金曜日

多摩美術大学 新学科のこと

先日、多摩美術大学から新しい学科(統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科)の説明に職員の方がみえられました。

新学科に対する熱い思いを聞く事ができて、受験生達も大いに刺激になったのではないでしょうか。
キサビのみんなの作品についてもかなり高く評価されていました!


主に統合デザイン学科についてお聞かせいただいたのですが、どちらの学科も、八王子校舎で行う共通講義は全て世田谷の上野毛校舎でも受講できるそうです。(講師の方が行き来するそうです)

統合デザイン学科の基礎課程(1、2年次)は、グラフィックデザイン学科の基礎課程をベースするとのこと。
きっと、デザイナーとしての画力を重視するカリキュラムになるのですね。

4年間を通じて、プロダクトデザインとグラフィックデザイン、情報デザインに共通する概念を学び、そこから得られたコンセプトやビジョンを形として提示できる人材を育成することが目標だそうです。
(*共通する概念とは、現在、各方面のデザインの状況を考察しながら見つけていくことだと思います)

また、統合デザイン学科は積極的に演劇舞踊デザイン学科とコラボレーションした授業も組みたいとも仰っていました。



演劇舞踊デザイン学科は、映画やテレビ、演劇の美術をデザインできる人材を育成することが柱です。
物語の設定を美術的に明確に出来る力、セットや舞台を作れるデザイン力を重視するそうです。
舞台デザイナーや映画、テレビなどの仕事をしたい人は考慮してみてはいかがでしょうか。


どちらの学科も、美術を社会に貢献させる事ができる人材を育成するという考えから出発しています。
学科のスタッフも含め、タマビの新しい学科は企業からもかなり注目されていますので、就職にも重点的に対応していくそうです。
個人的には併願校の1つとして考えてみるといいと思いますよ。

*ちなみに、統合デザインの実技試験参考作品は、木更津美術研究所からグラフィックデザイン学科に入学した学生も制作しました。