2013年5月6日月曜日

ゴールデンウィークその2

先日はキサビの在学生達と校外学習という形で遠足へ出かけました。

最初に行った東京大学の標本博物館は、昨年見に行った東京都現代美術館の企画「特撮博物館」と同じ意欲的な展示に感心しました。

その分野に興味のある子供たちにとって多いに刺激的な見せ方だったように感じました。


森美術館の「LOVE展」も意欲的な企画でした。
私利私欲の無い事に愛を感じる人もいれば、愛を与えていると思っていても何も感じてくれない事も多くあると思います。
欲望や嫉妬、妬みなども愛と呼べるのか?という疑問もあると思います。
また、人の思いとは別に自然の現象にも愛を感じる人もいます。
そんな思いを作品にした作家達の展示でした。

若干分りにくい内容だった気もしますが、学生達にとっては良い切欠になってくれたかもしれません。



解散後、個人的にワタリウム美術館で開催されている「JR展」に行きました。

昨年、「ひっくりかえる展」に一緒に行った学生達から、その時に取り上げられていた作家の企画展が面白かったということで、少し足を伸ばしてみました。

ただ、今回は展示を観るというよりも「JR」の企画に参加するという点で充実した内容です。

あえてJRを紹介すると、

以前、治安が非常に悪い地域で警察の怠慢から2人の学生がマフィアに惨殺されました。
そこでJRは、彼らが殺された場所に彼らの母親や親族の写真を大きく拡大してゲリラ的に貼り付けます。
また、その地域のあちらこちらで視線を意味する両目を拡大した写真を貼り付けます。
特に活動の説明はありませんので、当初住民は困惑しますが、その事実を知るに連れて社会対する意識を振り返る機会が芽生えていきます。

そのような活動を世界中で行っている作家です。

今回は日本もテーマです。

16時前には美術館へ入場しないと彼の今回の企画に参加できない可能性がありますので、興味がある方は早めに行かれた方がいいかもしれませんね。