2012年3月5日月曜日

美術に出来ること

今年の実技試験の再現作品も少しずつ集まり始めてきました。

新生活に向けて忙しい時期ですが、積極的に取り組んでくれてありがとう。

合格のコメントも含めて、キサビのホームページやこのブログにアップしていけたらと考えています。








以前、文化庁のメディア芸術祭を紹介しましたが、そこを観たとき強く実感したことがあります。

賞からもれはしましたが、展示されている作品群の中に「放射能の数値」を視覚化した作品がありました。
昨年からニュースなどで放射能の数値を報道していますが、正直に言って、僕には理解が出来ても実感することは出来ませんでした。

でも、この作品を観た方は、皆「わかりやすい」とつぶやくほど良く出来ています。
このような提示の方法を取れれば、今後、不安からくる誤解などを防ぐことが出来るかもしれません。

美術に出来る大切なことを気づかせてくれる作品ですね。


同じ情報でも、伝え方次第でより強く認識させることが出来ます。
美術にはそんな力があるのだと思います。