2013年6月19日水曜日

夏期講習会

すっかり梅雨らしくなって蒸し暑い日も続くようになりました。
先週末には、今年、武蔵野美術大学を卒業された加藤さんが久しぶりに遊びに来てくれました。
このブログも、楽しく?見てくれているということで少し照れますね。
お土産にコーヒーを頂きました。大変美味しかったです。

左は夏期講習会のパンフレットの表紙です。
夏らしく涼しい感じにしてみました。
生徒達に夏の好きなところを聞いてみると、なかなか風情のある形容が多くて感心します。僕も夏が大好きです。

毎年、夏期講習会から受験対策を始められる方も多くいます。
ですから、木更津美術研究所では美術を学ぶ上での基礎を理解してもらう指導を心がけています。
経験者も、基礎をしっかり踏まえた上で実力の底上げを目指しましょう。

また、基礎コースの方には、デッサンだけではなく、油絵や水彩、色彩構成、立体構成を自由に選択できる課題もあります。基礎コースPDFファイル
その際の画材は研究所で用意したものを使用することが出来ますので、今後の進路に向けた良い切欠になってくれたら幸いですね。

2013年6月12日水曜日

武蔵野美大のオープンキャンパス

先週の週末は、武蔵野美術大学でオープンキャンパスがありました。
ムサビに限らず、美大にはいろんな専攻の校舎があるので、迷ってしまう人も多かったと思いますが、なかなか見ごたえのある展示もあり楽しかったです。

左は基礎デザイン学科の作品です。

石に見えるのは全て彩色された紙です。
すさまじいですね。
しかも、タイポグラフィとして表現していると聞いてさらに感心してしまいました。
石を言語的に配列するイメージはすっきり受け入れることが出来ます。(子供の頃にも、そんな遊びをしていました)
また、あえて紙で表現することで、言語としての意志の強さを感じます。
日本の庭園でも、石は言語的な意味合いとして配置されている気もしますよね。


次の作品は、視覚伝達デザイン学科の作品です。

コレにもやられました。
文豪の直筆原稿をモチーフに、彼らの筆跡を針金で忠実に再現し、空間的に表現しています。
活字で印刷された文章と違い、直筆には作者の存在を強く感じるイメージがありますよね。
そんな世界観をしっかり視覚化しています。
プログラムなどで映像として動かしたり立体視させることよりも、強烈な印象を持たせる事に成功していると思います。


他にも、素敵な作品を多く見つけることが出来、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。




受験関連の会場では、試験の参考作品が展示されていました。
今年は、空デの試験が立体構成から色彩構成に変更されましたが、絵画系、デザイン系に関わらず、各専攻が求めている傾向は明確です。
少し早いかもしれませんが、試験本番で出題内容に変化があっても、焦らず取り組んでいけば大丈夫です。頑張って行きましょう。

あとは学科ですが、苦手な人も基本から地道に積み重ねていくことが大切です。
特に英語は試験のための勉強ともいえますが、基礎デザイン学科の作品のように言語は文化です。向こうの文化を学ぶ感覚でモチベーションを上げてくれると嬉しいですね。

2013年6月3日月曜日

6月になりました

入梅したそうですが、ここ数日は清々しい天気ですね。

先週は、森美術館で行われた「love展」をテーマに課題を取り組んでもらいました。

美術に限らないことですが、何かに取り掛かるときは「動機付け」が大切です。
日常の身近なことに関心を向けて、創作への興味につなげることが出来ると、作品への取り組みがグッと積極的になります。
そういう意味で「love展」の課題は、アーティスト達の日常への眼差しを意識した作品を観ることで、自分の作品にも拘りをもって制作しやすかったかもしれませんね。


技術的な基礎も大切ですが、制作に取り組む意識にも基礎的な考え方があります。

そんな基礎を大切に育てていきたいですね。