2012年3月31日土曜日

すごい風でしたね

先日は1日課題でした。

定番の「りんごと手」ですが、みんな思いのほか時間内で描ききることが出来ました。
りんごが重くて筋肉痛になった人もいたり(笑)
構成デッサンの重要な事もお話したと思いますから、これからも意識しながら取り組んでください。

なかなか気合の入った作品が集まりました。





今日からは2日課題の静物デッサンです。
野菜てんこ盛りです。基本的なモチーフですが、課題を考えるのは楽しいです。
みんな少し慣れてきたのか、いい感じの途中経過です。明日も集中して頑張ってね。

今日はすごい風で、午後には雨も伴なって大荒れでした。本来はこれが春一番だったのかもしれません。
帰る頃には天候も落ち着いて良かったです。

2012年3月29日木曜日

今日は中休み

春期講習会も半分終わり、2つの課題を行いました。
今日は中休みです。
きっと、1つの課題を1日6時間、2日の日程で制作するのは大変だったのではないでしょうか。
今日はゆっくり休んでください。



デッサンはこちらの指導にとても良く反応していただき、初めて参加された方も最初の課題とは思えない(体験講座の経験はありましたが)出来になったと思います。

まだ、明度の幅が狭く、質感や量感、空間性の弱さを感じますが、とても可能性を感じさせる作品です。

色彩構成も練習課題を中心に行いましたが、なかなか難しかったと思います。

参作をみて自分の作品と比べるだけではなく、構成上の様々な効果について、これからも良く研究していきましょう。

2012年3月25日日曜日

春期講習会

今日から春期講習会が始まりました。

新しく始められる方にとっては、初めてのデッサン課題ということで緊張されていると思います。

オッカナビックリ画材を確かめながら制作を進めてもらっている様子を見ると、昨年の春を思い出します。

こうした取り組みの積み重ねが確かな実力と合格へと繋がるのですね。






講師の相川さんは、今年から大学院生、横田さんは大学3年生。
横田さんは、昨年の東京デザイナーズウィークの学生部門の準グランプリに選ばれました。
しっかりと実績を重ねながら成長していますね。

2012年3月23日金曜日

花の芽

24日までは受付期間ですが、先日、多摩美の油絵学科に進学されたキサビの卒業生が顔を見せに来てくれました。嬉しいですね。

数日前まで、宮城県の石巻市に仮設商店街の壁画制作に行っていたそうです。

多摩美の学生たちが企画した「花の芽をつなぐ運動」というボランティアの一員で参加して、壁画制作以外にも、ワークショップなどのエピソードを聞かせてくれました。

東北の方もタフに頑張っていますが、他県から現地へ足を運ぶことで人との交流が増えることは、地域の活性化に繋がります。
今回は震災が切欠の少し特殊な交流かもしれませんが、こうした経験は互いにとって、とても意味があることです。
壁画もとてもいい感じでした。

善意は皆が基本的に持っている意識ですが、行動に起こすには切欠が必要な場合が多いですよね。
とてもいい運動だと思います。

この後はグループ展だそうです。
笹カマありがとう。美味しかったです。


2012年3月19日月曜日

今日から受付期間です

19日から24日までは、受付業務のみとなり、受験コースはお休みです。
受付期間の業務は10:00~18:00となります。
もし、時間の都合が合わない場合は、ご連絡をいただければ対応いたします。


2012年も昨年に引き続き多くの受験生を送り出すことが出来ました。
毎年、合格をさせる指導に徹していますが、それに応えてもらえたのは受験生の真剣な取り組みがあってこそです。
お疲れ様でした。新しい環境に行っても頑張って下さいね。


25日から春期講習会が始まります。

また初心に返って、全員が希望する進路に合格出来るよう気合を入れます。


油絵コースの作品です。
本年度、多摩美術大学に合格された一人です。
動物園や博物館でリサーチしたエスキースからデッサンと油彩を
同時制作します。
いい感じですね。個人的にもお気に入りの作品です。

2012年3月14日水曜日

春期講習会について

今日は高校生の卒業アルバムに書き込みをさせていただきました。
これからの期待に胸を膨らませている様子を見ると、当時の自分を思い出します。
外はいい天気です。花粉症さえなければ本当にいい季節なのにね。

今年、合格された方たちが制作した作品です。
今回はデザインコースです。
色彩構成とデッサンはそれぞれ違う受験生の作品ですが、どちらも現役生です。


受験コースの平常授業は今週でまでとなります。

19日以降は「春期講習会」まで一般教室と受付業務となります。


春期講習会では、デッサンをする上で必ず踏まえておいて欲しい事や、色彩構成の試験で問われる大切な要素などをお話していきます。

これは実技試験を対策する上で知っておかなければならない大切なことなので、これから美大受験を考えている方にとっても、今後の取り組みに良い経験となると思います。

進路が決まっている方は、それぞれのコースの課題に取り組んでもらいますが、まだ専攻が決まっていない方も、進路のアドバイスをしながら課題を決めることも可能ですので、柔軟に受講することが可能です。
(かなり数が増えたので今から整理する予定です)

18日と20日に無料デッサン体験講座がありますので、興味のある方はそちらから受講されてるのはいかがでしょうか。



2012年3月12日月曜日

多摩美情報デザイン卒業制作展

先日は多摩美術大学の情報デザイン学科の卒業制作を観に行ってきました。

春先は多くの美術大学が卒業制作展を行いますが、仕事上、どうしても観に行けるのがこの時期になってしまいます。

昨年は観る事が出来なかった5美大展も行きました。
芸大と違って出展数がべらぼうに多いので、全部観るのも一苦労です。
でも、展示数が多い分、お気に入りの作品と出会える確立も高くなります。
今年は特に当たり年だったような気もしました。





多摩美の情報デザイン学科は、年々冴えた作品が増えています。
これは技術を身に付けさせるよりも、伝える側の姿勢を強く意識させる水準の高い指導が情報デザインで行われているのだと思います。
これに応える学生たちもすばらしいですね。少子化の中、志願者が増えるのも納得です。




せっかくなので、作品の写真も取ってきました。

キサビ卒の相川さんの作品です。
江戸の町を相川さんが江戸っ子たちと会話をしながら冒険します(笑)
春からは慶応大学の院生です。楽しみですね。

キサビ卒のベサキさん。彼女の日常に関わるテーマを持った作品。
高齢化社会とそこに関わる若い世代の課題をやさしい感性で表現しています。



キサビ卒のミオさん。自分の家紋の手ぬぐいは普通に欲しくなります。
ミオさんが勤める企業と微妙に繋がるのは偶然だそうです。
学生の頃、僕がかなりハマった作品を作った会社に勤めるなんて不思議です(笑)

キサビのホームページ制作ではお世話になったヤマハ君の作品。
モニターの宇宙空間上にコメントを載せた画像付メールを送ると、画像だけ
が宇宙を漂います。
モニター上の画像にカーソルを合わせると、ipadの画面にコメントが出ます。
メッセージの新しい伝え方ですね。洒落ています。

ここからは、個人的に気に入った作品です。
キーボードに好きな言葉を入力すると、モニターに入力した「言葉」
が含まれたウェブ上にあるツイッターのつぶやきが現れます。
つぶやきはモニターに映された自分の手の上をゆらゆら漂っていま
すが、ツイッターは日々行われているので、現れるつぶやきは一定
ではありません。
モニターを通して人々の心の揺らぎを体験できる作品です。
手袋の手首の辺りに脈を感じる機能があり、センサーとなった
小さなクッションを握ると自分や相手の脈を体感できる作品。
恋人や親子など、いろんな愛のある現場で使えるね。
個人的には病院に置いて欲しい。
これはコンセプトよりもビジュアル的に好きな作品。
空間の中に光の円盤が浮いています。
円盤には夢日記が記されています。
視覚的に詩的な作品だと思います。
ウィスキーなどのボトルに記されたラベルのエンボスから
ラベルの刻印が浮き出た丸い氷を作れる作品。
ウィスキーが好きなので飲みたくなりました。
何より作品の見せ方が洒落ています。

他にもいろいろと興味深い作品がありましたが、キリが無いのでこの辺で。

2012年3月9日金曜日

千葉大学の合格発表

今日は千葉大学の合格発表があり、無事、合格の連絡がありました。
センター試験との両立は大変だったと思いますが本当に良かったです。
おめでとうございます。


今年、キサビでは中学生1人を含む14名が受験し、13名が合格しました。
まだ、全ての試験が終了していませんので、合格学校数は確定していませんが、現在、22の学校や学科に合格しています。

うち、多摩美術大学には11名が受験し、8名が合格。合格学科数は11学科でした。


毎年、受験者数に対し、合格学科数よりも合格者の実数が安定しているのが本当に嬉しいことです。



今週で高校も無事卒業され、もう試験がないキサビ生たちは、卒業旅行?というかディズニーランドなどへ遊びに行くそうで、アトリエも少しにぎやかです。
楽しい時期ではありますが、怪我や病気には気をつけてくださいね。

2012年3月7日水曜日

多摩グラ再現

今年、多摩美術大学に合格した方たちに実技試験の再現を制作していただいています。


左は、グラフィックデザイン学科の実技試験の再現です。



以前、キサビで対策した「光のイメージ」の色彩構成の要素を生かしてくれました。

対策時の作品では、構成面で明快さを欠き、改善点を指摘しましたが、実際の試験ではそれに上手く対応しましたね。

やはり地道に積み上げた経験が、受験時の反応を良くしたのだと思います。



多摩美のグラフィックデザイン学科は、1、2年時に基礎的な表現力を養う課題を多く組んでいます。
課題の大切な点を理解し、初心に返って頑張ってくださいね。

2012年3月5日月曜日

美術に出来ること

今年の実技試験の再現作品も少しずつ集まり始めてきました。

新生活に向けて忙しい時期ですが、積極的に取り組んでくれてありがとう。

合格のコメントも含めて、キサビのホームページやこのブログにアップしていけたらと考えています。








以前、文化庁のメディア芸術祭を紹介しましたが、そこを観たとき強く実感したことがあります。

賞からもれはしましたが、展示されている作品群の中に「放射能の数値」を視覚化した作品がありました。
昨年からニュースなどで放射能の数値を報道していますが、正直に言って、僕には理解が出来ても実感することは出来ませんでした。

でも、この作品を観た方は、皆「わかりやすい」とつぶやくほど良く出来ています。
このような提示の方法を取れれば、今後、不安からくる誤解などを防ぐことが出来るかもしれません。

美術に出来る大切なことを気づかせてくれる作品ですね。


同じ情報でも、伝え方次第でより強く認識させることが出来ます。
美術にはそんな力があるのだと思います。

2012年3月3日土曜日

3月になりました

3月になり、少しずつ暖かくなってきましたね。
今朝、庭でフキノトウを見つけました。
毎年、テンプラにしたり味噌で炒めたり味噌汁に入れたりして食べています。いい季節です。


この時期は、まだ国公立大学の試験がありますが、合格された人たちには実技試験の再現や、合格のコメントを書いていただいています。
来年への実技対策として受験生たちにとって参考になると思います。
ありがたいですね。




今週は、木更津高校の美術部OBOGの方たちがみえられました。キサビに在籍をされていた方たちも多く、それぞれの分野で頑張っています。
今年の夏には会場を借りて企画展を考えているそうです。今から楽しみですね。


東京スカイツリーが完成したそうですが、オープニングイベントに東京芸大に進学した高橋君も携わっています。
当日は混雑すると思いますが、足を運ばれた方はぜひ観てみて下さいね。